フットボールにおいて、チームのスタイルはそのメンタリティーに大きな影響を与えます。
自陣での撤退やカウンターアタックを志向するチームには、"絶対に失点しちゃいけない"という決死の覚悟が必要だと考えられます。
一方、ボールを保持し、相手を攻略するフットボールを志向するチームは、常に試合全体を通して未来に向けた攻略の方法を考えることが重要です。
ゲームが進むにつれて、相手を攻略するための糸口が見えてきますし、守備側には身体的・精神的な疲労も蓄積されていきます。 失点は勿論少ない方が良いですが、フットボールスタイルに応じて、失点の捉え方も変わります。
日本の歴史から自陣での撤退やカウンターアタックを志向するフットボールが成功したことから文化として根付き、 同様に失点の捉え方についても無意識のうちに重く解釈されていると感じます。
しかし、無意識に刷り込まれているものは、疑ってアップデートする必要があります。 チームは常に変化し、進化していくものであり、ゲームモデル自体も変化していきます。 過去の文化や解釈に縛られることなく、適したものを提供するための柔軟な発想が求められます。