試合中やTR中でどんな声がけをすればいいか悩んでいませんか。
コーチとしていつ、どんなことを言葉にすればいいのかをまとめました。
1. TR説明
簡潔に、わかりやすく。
どのスペースで何を行うのか、目的は何なのか、制限はあるのか。
このくらいにしてとにかくプレーさせることが重要だと思います。
当事者=実際にプレーして困ったことがあれば都度、詳しい説明を挟んだ方が選手たちには浸透しやすいと感じます。
ルールとキーファクターを混在させない。
最初の説明の際に、キーファクターは伝えなくていいと思います。
それは起きる現象や問題によって伝えるキーファクターは違うからです。
2. プレーの観察
起きている現象を正しくキャッチする。
攻撃 / 守備 / 切替 どのモーメントで問題が発生しているのか。
ON / OFF どの部分で問題が発生してるのか。
ここがないとこのあとのフェーズに移れません、かなり重要です。
3. ゲーム攻略のコンセプトを確認
目指すべきものは何か?
防ぐべきものは何か?
矛盾する2つのノルマがあればよりフットボールのリアリティに近付く。
4. プレーの分析
起きている現象の原因を考察する。
なぜ起きているか、がわからないと対処しようがありません。
それは盲腸なのにトイレで粘っていても改善されないのと同様です。
起きている問題をキャッチし、原因を考えることが重要です。
5. 基準の提示
問題の解決策について具体的に示す。
いつ、どのように、プレーするかを具体的に示します。
ボールの近くにいる味方選手が相手の視野の外からダッシュでボールホルダーに寄る(緊急のサポート)。
上記のように。
6. プレーの評価
提示した基準と選手のプレーを評価する。
提示した基準に対して、「ナイスタイミング!」「いいスピードで寄ってきたね!」「もうワンテンポ早く寄ってきて!」というようにジャッジします。