練習メニューは、選手の技術向上やチームのパフォーマンスを大きく左右する重要な要素です。
ただし、「効果的な練習メニューを作りたいけど、どこから始めればよくわからない」という指導者も多いのではないでしょうか?
本記事では、選手の成長を最大限に引き出す練習メニュー作成の具体的な方法を解説します。
\こんな人に読んでほしい/
駆け出しのサッカーコーチ
最近、サッカーコーチとしてのキャリアを歩み始め、「選手の成長に繋がる練習メニューの作り方が分からない」と悩む方は本記事を読んでいただくとヒントが得られます。
◆ ◆ 目次 ◆ ◆
(1)効果的な練習メニューの重要性
(2)効果的な練習メニューを作る5つのステップ
(3)まとめ
(4)内部リンク
(5)著者紹介
(1)効果的な練習メニューの重要性
練習メニューは、選手の成長やチームの目標達成に直結します。
以下、効果的な練習メニューを組むことのメリットです。
1.選手のモチベーションが向上する
2.試合でのパフォーマンスが向上する
3.チーム全体の課題を解決できる
しかし、正しく計画をしないと、練習が単調になり、選手が成長を感じられなくなってしまう可能性もあります。
そのため、次から紹介する5つのステップを意識しながら練習メニューを作成することがとても重要になります。
(2)効果的な練習メニューを作る5つのステップ
1.チームと選手の現状を分析する
練習メニューを作成する前に、以下のことを明確にしましょう:
●チームの課題・目標
例:「次の試合で失点を減らす」「攻撃のバリエーションを増やす」
●個人の課題・目標
例:「シュート精度を上げる」「守備の1対1での強さを向上させる」
2. 練習の目的を明確にする
練習メニューには必ず目的を設定しましょう:
●守備の強化
例:「プレスのかけ方と連携を強化する」
●攻撃の展開
例:「サイドチェンジを活用した力を身につける」
3.練習メニューの種類を工夫する
選手が飽きずに集中できるよう、練習内容を多様化しましょう:
●ウォーミングアップ
動的ストレッチや簡単なボールタッチで体を温める。
●スキル練習
個人の技術向上に特化したメニュー
例:「シュート」「ドリブル」
*相手ありで行うスキル練習/相手なしで行うスキル練習(後日別記事で解説予定)
●戦術練習
チーム全体での動きや連携を確認する練習
例:「フォーメーション練習」
●ゲーム形式
ゲーム形式の練習で実践的に学びます
例:「守備強化」を目的とした練習メニュー
1.1対1の守備練習(スキル練習)
2.3対3グループディフェンス練習(戦術練習)
3.ミニゲームでの進行ラインの調整(ゲーム形式)
4.時間配分を意識する
選手の集中力を維持するため、以下の時間配分を意識しましょう:
●ウォーミングアップ:10~15分
●技術練習:20~30分
●戦術練習:20~30分
●ゲーム形式:15~20分
●クールダウン:5~10分
練習の流れをスムーズにすることで、選手が集中しやすくなります。
練習の流れをスムーズにするためにオーガナイズを工夫する必要があります。
5.振り返りを行う
練習後の振り返りを大事にして、選手の成長を確認します:
●練習で重要だった点と改善点をチームで共有する
例:選手自身に「今日の学び」を発表させる
振り返りを取り入れることで、選手が主体的に練習の意義を考えるようになります。
(3)練習メニューを作る際の注意点
●無理のない負荷設定をする
選手の特徴やレベルに合わせてメニューを調整しましょう。
●選手の声を取り入れる
練習内容が一方的にならないよう、選手の意見や要望を反映することも大切です。
(4)まとめ
効果的な練習メニューは、選手の成長やチームの成果を大きく左右します。
この記事で紹介した5つのステップを活用し、選手が真剣に取り組む練習メニューを作成しましょう。
振り返りや選手とのコミュニケーションを大切にすることで、さらに効果を高めることができます。
(5)内部リンク例
練習中に選手のモチベーションを高める言葉掛け(近日公開予定)
(6)著者紹介
生年月日:2000年3月7日
出身地:東京都日野市
在住:山梨県
所属:日大明誠高校
ヴァンフォーレest.FC
役職:Cチーム監督
U13コーチ
資格:JFA公認C級コーチライセンス
AFEN公認スペインサッカー指導者ライセンス(モニトール)
CSI公認イタリアサッカー指導者ライセンス
JADP公認スポーツメンタルトレーナー
趣味:岩盤浴
散歩