最適解を正しく選択するために「各ポジションの役割を理解する」ことが重要だと感じました。
8人制の小学生チームで「背後へのランニング」に課題を感じており、考えを整理して選手たちに伝えていく中での気付きです。
基本的なコンセプトは「ボールの近くの選手からアクションを起こす」。
アクションとは足元でボールを受けることも、背後でボールを受けることも含んでいます。我々のチームでは更に具体的なゲームモデルとして「ボールの近くの選手から背後へアクションを起こす」という風にしています。
理由は「相手ディフェンスの矢印が後ろ向き」になるからです。
ゲームをコントロールする上で、勝敗にこだわる中で重要なのがどちらの陣地でプレーしているかという点です。
そこで「ボールの近くの選手から背後へアクションを起こす」という原則を設けた時に必ずしも背後でフリーに受けられるわけではないかもしれませんが、相手ディフェンスラインを下げ、ゲームをコントロールすることにつながると考えるからです。
3−3ー1の場合、
ワイドレーンフリーでボールサイドのSBがオーバーラップもしくはインナーラップ。
つまり、SBに機動力のある選手を配置したい。
2−3−2の場合、
ワイドレーンフリーでボールサイドのCFがプルアウェイ。
つまり、CFに機動力のある選手を配置したい。
2−4−1の場合、
ワイドレーンフリーでボールサイドのVOがインナーラップ。
つまり、VOに機動力のある選手を配置したい。
このように攻守において、各ポジションにおいて、どのように振る舞うか?つまりゲームモデル、プレーモデルを理解し、重要な能力と選手の才能を照らし合わせることで最適解を導くヒントになると考えます。