日本人選手の課題

日本人選手の課題

EUROCUP2025に参加させて頂き、大会レポートさせて頂きます。
まずこの大会に参加出来た事に本当関係者の皆様に感謝しています。日本選手が世界に近づける本物の大会に出れたことと、今後の日本サッカー界に大きな経験となると感じました。

そう簡単には出れる大会ではなく、今までのドイツでの活動、信頼のお陰で日本チームが出場でき本当感謝です!!改めてありがとうございます!!

 



日本選手には何が足りないのか??

スペイン在住のコーチとも先日オンラインミーティングをしましたが、その中で日本人選手は 「強くキックが蹴れない」との話になりました。誤解を招くかもしれないですがただ闇雲にけるのではなくインパクトのあるキックのことです。 公園とかでどカーンと蹴ってるのではなく膝から下の早い振りが出来ない。そんなイメージを持ってください。

確かに言われてみれば大振り、でもゴールを量産している選手はやっぱり膝から下の振りが早く良いフォーム。 ではどうして改善していくかと様子を見ていましたが、やはり軸がない選手が多い、いわゆる体幹ですね。 しかし体感TRをさせて見るとフォームがよく無く個々でしっかり見てあげる必要性を感じました。

日本選手はフィジカルが弱いと言われますが、育成年代でしっかりとしたフォームを作ってあげられてないからこそバランスが悪い=弱いになってしまうのかとも感じています。 これも怪我の原因ともなります。 色々なカラダのクセがある選手がいるので一人一人をパーソナルでTRする必要があると思いますがチームではそうはいかず難しいですね。

 先日自チームで体幹TRを行いましたがしっかりフォームを頑張って維持する選手、サボって楽な体勢でしのぐ選手。意識の問題やタイムや数の問題もありますがこれが団体でTRすると個人の差になってしまう部分もあるかもしれません。

 

 話を戻しますがドイツのEUROCUPではバシバシ強いシュートを膝下で普通に打っている海外選手。そして最後まで粘り体を当てられれも蹴れるボディバランス。 日本選手は最後当てられた瞬間に軸がズレてシュートもズレてしまうケースが多く、感覚的にシュートタイミングが遅く、シュートモーションが大きい部分軸を崩されやすいと感じています。 なぜか?? おそらくここまでボールへの執着が普段対戦相手にないからだと思います。 今回の大会で気付いてくれてると思いますが、海外選手は本当に最後まで普通に諦めない、シュートされそうになっても良いフォームで打たせないそんな細かい部部に気づいて体感してもらえたと思います。

この差をどう詰めるか??

  日本に戻ってきたら、やはり馴染んでしまう部分もあります。 数週間、数ヶ月は余韻が残り意識もイメージも濃くあると思いますが、時間が経つにつれイメージが薄くなり日本にフィットしてしまうかもしれません。

実際にそんなケースがありました。帰って来た時は日本では少し浮いてる感じ(良い意味で) 。でも数週間したらやはり目立たなく馴染んでしまったケース。 強く行けば周りから言われたり、ファールと言われたり。 もちろん、選手たちにファールではしこれが海外では当たり前と伝えますが経験してない選手には理解するのは難しく、遠慮が出てしまう日本人。。。 難しい部分ですが基準が違えば全て変わります。 でもそんな中経験して来たことを貫けるかも重要な部分だとも感じます。

 

サッカー中は嫌われろ!!

 サッカー中は嫌われても良いと思います。 でも勝つために、ゴールするために一つになるのが面白さでお互い理解することがお互いを引き出すポイントになると思います。

信頼は大切です!!

この辺の感覚は外国人選手の方が優れていると感じます。日本では終わってもまだ引きずってたりと国民性なんですかね。 早い年代から海外を経験する選手が増えどんどん変えて行ってもらいたいですね!!

 


ゴールしたらもっと表現を!!

最高のゴールをしたならばもっと表現を!有名クラブの下部組織の選手達はあの年代にしてサポーターを惹きつける、一瞬で観客を自分に注目してもらう技を身につけています。

最高の瞬間を一緒に観客と喜ぶタイミング、パフォーマンスを持っていてあの選手のゴールね!見たいなイメージが残りやすい。スカウトの頭にも更に残りますね!!

この大会色々なスカウトが来ていて話をしましたが、本当にチャンスが転がっていて頑張れば掴めるところまで来ています。

来年に向けて1年かけてチームを作ります!!

EURO CUP2026(オンラインセレクション)