本日、キッズ〜U10のTRで行ったTRを紹介します。
✅ロンド形式との違い。
3vs1と聞くとロンド形式をイメージする方は多いと思いますが、あえてこれを選択している理由は以下の通りです。
✅継続性。
ロンド形式でよくあるのが、ボールロスト選手した選手がDFとなるためにビブスを交換する瞬間。
この瞬間にポジティブトランジション、ネガティブトランジションの要素がTRから薄くなってしまいます。
それはモーメントの素早い切り替えに対応できない選手を生んでしまうことへの懸念として、本形式を採用しています。
✅方向性。
ロンド形式でよくあるのが目的地が存在しない場合。
厳密に言えば、「DFの背中」が目的地な訳ですが、目的を達成しても特別何も起こらないので前進できたことへの認識が薄まる傾向にあると思います。
また、コーチングで「背中へ届けよう」「背中を防ごう」と言うことはできますが、カテゴリが下がるほどコーチングによりフットボールを学習できる可能性は低くなる傾向にあると感じます。
最近ではエコロジカルアプローチと言われますね。
✅制限の設定。
相手を超える場所に立って、ターンすればこのTRは終わります。
前進のサポートを獲得させたい場合は効果的ですが、今回は3人目のサポートで超えることをテーマとしていた部分があったのでボランチにプレッシャーがかかる想定(実際にはDFが1人なので存在し得ない)でこの制限を設けました。
・後ろ向きで受けたらワンタッチプレー、という制限です。
✅非保持側のスペシャル特典。
1番良いのはミニゴールを設置し、DFがボールを奪取したらカウンターOKにすることです。ゴールへの意思がプレススピードに乗っかります。
TR設計全般に言えますが、起こして欲しいプレーに対して適切なインセンティブを用意することは効果的です。
カウンター決めた選手は守備しなくていい、なんてのもつけたことあります。
✅キッズにはもっとシンプルなフットボールを。
今日のTR、キッズはうまくいきませんでした。
エリアとかローテーションとか難しい。
シンプルに3vs1ライン突破でよかったです。