女子サッカーの現状〜社会人編〜
2011年FIFA W杯でなでしこJAPANが優勝しました🏆
東日本大震災が起き悲しみに溢れている国内に、希望の光をもたらしてくれた素晴らしい快挙です。
それから10年後、国内初の唯一の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が設立されました。『えっ…それまではプロじゃなかったの?』そうなのです。
日本女子サッカーの歴史は、1966年に登録された初の女子チームから始まったとも言われていますが、大正時代から女子サッカーは存在していたという話もあります。兎にも角にも、長い歴史があります。
そんな日本の女子サッカーですが、WEリーグ設立前までは、午前中から夕方まではスーパーや事務などのスポンサー会社で働き、夜に練習をする。当時はそのサイクルでサッカーをする選手がほとんどでした。
びっくりですよね。
なでしこJAPANのW杯優勝から今年で13年が経ちます。現在は国内に、WEリーグ/なでしこリーグ1・2部が存在します。名前も違うリーグです。
もちろん規定も開催時期も違います。『なぜ分けるのか。WEリーグを設立するならみんな統一できないの?』私も最初疑問に感じたうちの1人です。
詳しいことは分かりませんが、プロチームとして運営するには多大なるお金が必要だそうです。日本は女子サッカーを支援してくださる企業が足りません。
それが現状です。
一度W杯優勝だけでは足らないのでしょうか。
もちろんそうかもしれません。
ですが、男子は一度も優勝していません。
にも関わらず人気は続いています。この違いは何か。サッカーの内容だったり監督、選手の質かもしれませんし、環境の改善が必要なのかもしれません。原因は沢山あると思いますが、女子サッカーにも良いところは沢山あります。
その1つの例として、6万人超えの観客を動員した海外の女子サッカーの試合があります。凄いですよね。その地に限らず、海外の色んな国では、プロとして契約できたり、家も車も用意されている女子チームだってあります。現状、WEリーグやなでしこリーグから海外移籍する選手が増えています。国内でうつ状態だったけど海外移籍をして症状が改善し心から楽しくプレーしている選手もいます。一度は現役引退したけど、海外移籍をして、現地の永住権を獲得するほどサッカーを楽しんでいる選手もいます。
何を選択するかは個人の自由ですが、自分が心から輝ける場所を模索することは大切なことだと思います。
MARUKO