Vol1.サッカーにおけるコーディネーション能力とは?
サッカー指導の現場で最近よく聞く「コーディネーション能力」という言葉。
みなさんは、これを正しく説明できますか?
意外と「運動神経がいいこと」と混同されていたり、なんとなくで使われているケースが多いのが現実です。
でも、ここをきちんと押さえることが、指導者としてのスタートラインになります。
✓この記事を読むことで得られるもの
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「コーディネーション能力とは何か」がクリアに理解できる
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サッカーにおいてコーディネーション能力がなぜ重要なのかが分かる
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小学生年代で鍛える重要性が認識できる
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「今、何をすべきか」がぼんやりではなく具体的にイメージできる
Topic1 コーディネーション能力は「運動神経」とは違う!
まず結論から言うと、コーディネーション能力とは 「体を思い通りに動かす力」 のこと。
もっとシンプルに言えば、「脳」と「体」をスムーズにつなぐ力 です。
たとえばサッカーでは、
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周囲の状況を見て
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瞬時に判断して
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その判断に合った動きをする
というプロセスを常に繰り返していますよね。
この一連の流れをスムーズに行うために、コーディネーション能力が欠かせないんです。
Topic2 なぜサッカーにコーディネーションが必要なのか?
サッカーは、
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ボール
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味方
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相手
すべてが常に「予測できない動き」をしています。
その中で正しい判断をして、適切なタイミングで体を動かすには、ただ「足が速い」「キックが強い」だけでは不十分。
状況に応じて「動きを選び、体を操作できる力」これこそが、サッカー選手に求められる能力なんです。
Topic3 コーディネーション能力は小学生年代が伸ばしやすい!
そして嬉しいことに、コーディネーション能力は 後天的に伸ばせます!
特にチャンスなのが、ゴールデンエイジ(9〜12歳) と呼ばれる時期。この時期は脳と神経系の発達がとても活発なので、適切なトレーニングをすると、動きの質がグンと上がります。
つまり、小学生年代で「コーディネーショントレーニング」を取り入れることは、選手たちの将来に大きな影響を与える、ものすごく重要なアプローチなんです。
Topic4 まとめ
ここまでで、「コーディネーション能力」とは何か、そしてなぜサッカー選手に欠かせないのかを整理しました。
単なる運動神経ではなく、脳と体をスムーズにつなぐ力が、試合の中での判断やプレー精度を大きく左右するということが分かったと思います。
また、小学生年代、特にゴールデンエイジにこの力を育むことが、選手たちの未来を大きく広げるカギになります。
次の章では、
👉 「ゴールデンエイジ世代に向けた具体的なコーディネーショントレーニング」
について、さらに深く掘り下げていきます!
✓ポイントまとめ
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コーディネーション能力=脳と体をつなぐ力
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単なる「運動神経」とは違う
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小学生年代での刺激が未来を大きく左右する!