《 足首の捻挫(足関節腓骨遠位骨端線離開)》
足関節は内側から脛骨、外側に腓骨、それらに収まるように距骨という3つの骨で
構成されています。成長期にある子供の骨には骨端線とよばれる成長を司る軟骨の
層が脛骨と腓骨に存在します。
軟骨(骨端線)はX線にうつらないので骨の隙間のようにみえます。
個人差はありますが15~17歳くらいまでにはなくなり、ひとつのしっかりとした
骨となります。足首の外側には足関節外側靭帯とよばれる3本の靭帯がありそれらは
腓骨の先端に付着します。

ジャンプの着地失敗などでおこる足首を内反に強く捻ったときに外くるぶし全
体とそのやや上方が腫れ、強い痛みとともに歩行困難となる障害。
足首を捻挫したとき骨端線が閉鎖していれば外側靭帯を損傷してしまうことが
多い。成長期にある子供の場合、骨と骨をつないでいる靭帯が軟骨(骨端線)
に比べると強い傾向になるために、捻挫などの強い外力が加わると靭帯の強度
に軟骨が負けて損傷し、骨端線が開いてしまうことがあります。
これが足関節腓骨遠位骨端線離開になります。

足関節にストレスをかけたX線写真でみてみると腓骨にある骨端線が
正常な足に比べるとひらいているのが確認できます
《 治療 》
受傷直後から適切な早期治療が非常に重要です。
骨端線に大きなずれが認められる場合にはそのまま放置すると足の骨が成長障害を引
起こす場合があるため、正常な位置にもどす治療が必要です。
最初の2~3週はギプスで足首をしっかりと固定します。腫れを最小限に抑えるため
足首を高い位置に保持するようにし、長時間立つようなことはさけます。
ギプス固定の期間がすみ、腫れや炎症がおさまっていれば固定により硬くなった足首
積極的に動かすリハビリをおこないます。
完治までにはおよそ1~2ヶ月といったところでしょう。
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