留学の魅力

留学の魅力

皆さん、こんにちは!

イギリスのコウです。

 

本記事では留学の魅力について、私自身の経験から3つのトピックに絞って紹介したと思います。いつかは留学してみたいと思うけれども、現時点では必要性を強く感じられないという高・大学生に向けて書いていますので、もしご家族や親戚にこの年代の学生様がおられれば、共有してあげてください。

 

魅力① 「偶発性による特別な出会いや学びが沢山ある」

 

私が印象的だったエピソードが3つあります。一つ目は、2018年にフランスに大学派遣留学に行かせてもらった際、たまたま留学期間とロシアワールドカップの開催時期が重なり、さらに信じられないことにフランス代表が優勝しました!当時の感動や興奮は、間違いなく現在のキャリアに影響を与えていますし、このように留学前には予想もしていなかったライフイベントに出会える可能性こそ留学の魅力の一つでしょう。

 

二つ目は、宗教との出会いです。日本にいるとあまり馴染みのないトピックですが、海外では非常に身近であり、かつセンシティブな話題です。アルコールやお肉などの食べ物に関する制限や、性に関する約束事などについて、私は留学期間中にクラスメイトや現地の友人から色々と教えてもらいましたし、それらは日本では習わらないけど、外国人と交流する上で「必ず知っておくべきもの」ばかりでした。

 

三つ目は、残念ではありますがアジア人差別です。自分が世界の一部の人からどのように思われているのか身を持って学ぶ経験は気持ちの良いことではありませんが、このような痛みを味わうことで、社会問題により関心を持てるようになるものです。

 

 

魅力② 「“物差し”が持てることで日本に対する理解が深まる」

 

私はこれまで多国籍国家であるフランスとイギリスで生活し、様々なバックグラウントを抱えた人と交流してきましたが、その中で世界の「基準」や「中央値」を自分の中で測ることができるようになりました。この物差しを持てると、じゃあ日本が世界的に見るとどのような立ち位置で、どのような特徴を持っているのかなどが分かるようになります。

 

過去のクラスメイトの中には、自国での内戦が激化し、家族の安全が脅かされたからフランスに移住したと言う方がいて、それに比べて自分がいかに恵まれた環境で育ってきたのか、自分の「無知」を知る機会が何度もありました。

 

魅力③ 「日本の大学では履修できない学問を学べる」

 

私がイギリスの大学院で専攻したスポーツマネジメントは、まだ日本の大学ではあまり聞かない学部ですし、また多くの日本人にとって未知の経験だからこそ、それによって差別化を図ることもできました。他にも、哲学が必修科目となっているフランスでは、現地に住む日本人研究者によって毎週哲学書の読書会を開いてもらい、歯応えのある哲学書の読解に付き合ってもらいました。

 

このように、留学はあらゆる機会を学生に与えてくれますし、「現状を変えたい」と思っている学生にとっては効果的な手段になるかと思います。ですので、もし留学できる機会があれば、積極的にチャレンジして欲しいなと思います!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。