「頭で分かっていても、なかなか行動できない・・・。」
「僕・私にはできないのかな・・・。」
「やりたいけど、モチベーションが湧かない・・・。」
叶えたい夢や目標、野望、望みはあるけど中々うまくいかない。
しかし、脳の仕組みを理解して、向き合っていけば誰でも夢を成し遂げられます。
この記事では夢を叶えるための目標設定のポイントについて解説しています。現状に希望を持ち、現実を変えたいと思っている人は最後まで読んで、実践してみてください!
もし一人では心細い!という方がいらっしゃればご相談に乗りますのでお気軽にご連絡ください。
夢を叶えるためのの目標設定のポイント
"ゴール"の意味と"目標"の違い
ゴールとは「こんな世界だったらいいな」と幸せを感じることができる世界のことです。あくまで望みであり、達成可能かどうかは関係ありません。
そして路線に例えるとゴールは終点で、目標とは終点までにある各駅のことです。終点は1つですが、目標とは終点に到達するまでにいくつか存在しています。
"ゴール設定"の必要性
それは人間の原理原則に隠されています。脳は"目的的思考"という性質を持っていて、目的がクリアになるとそれを実現するようにクリエイティブになります。
人間は五感を通して、日々膨大な情報が入ってきています。その全てをキャッチして処理していては脳が疲弊してしまいます。そこで脳が"大切なもの"と認識したものだけキャッチして処理することで省エネを図る機能を持っています。
これを"RAS(ラス)と言い、Reticular Activating System( ラティキュア・アクティベーション・システム )の略称になります。
自分が乗りたいと思っている車がやたら目に入ったり、自分が好きなブランドを街で見かけると思わず見てしまったりするのが一つの例です。
つまり、人生におけるゴールを設定することでそれに必要なものを脳に"大切なもの"としてインプットさせ、RASを働かせることに繋がります。
また、出かける時には行き先が決まらないとどの道や交通手段を用いるのかすべての選択に迷いが出てきてしまいます。人生においても日々の選択の基準を明確していくためにもゴール設定は必要といえます。
ゴール設定の3つのポイント
1. 心から達成したいと感じるものを設定する。
親や友人など周りから与えられたものや家柄、歴史に囚われたゴールではなく、自分自身が実現したい世界である必要があります。
これを満たすことができれば原動力に繋がります。私たちが生きていく人生において外的世界からの評価というものはコントロールできません。報酬や対価を求めて生きていても思い通りに報酬や対価をもらえるとは限りません。外発的動機づけをエネルギーの源とした時、評価や対価といった報酬がなくなった時、私たちの原動力も無くなってしまいます。そうなった時、人は無気力になり、幸せと言える状態ではなくなるでしょう。そこで内的世界を満たすものを目指すことができれば道中の苦難・困難にも立ち向かえる理由になりますし、「お腹が空くからご飯を食べる」「眠たくなったから寝る」と同じように人間の欲求に根ざして「やりたいからやる」という内発的動機づけが可能になります。
ここで言う外的世界とは自分がコントロールできない領域のことで一般的には評価や結果、他者などを指します。そして内的世界とは自分でコントロールすることができる領域で一般的には思考や行動、価値観などを指します。
心から達成したいと感じるゴールが設定できているかどうか見極めるには外的世界からの評価が無くても、それでもやりたいという感覚があるかどうかが鍵になります。
2. 現状の外側に設定する。
2つ目のポイントは"現状の外側"に設定するということです。
☑️ 現状の外側とは。
現状の外側とは今のライフスタイルの延長線上にはないゴールを設定するということです。大胆な例で言うと会社にお勤めの方では脱サラ、個人事業主として働かれている方では会社を経営すること等を指します。また一般社員として働いている現状であれば"部長へ昇進する"だったり万年ベンチの選手が"スタメンで活躍する"と言ったものも該当します。そして、本来であれば3年かかりそうな大型プロジェクトを1年で完了させるなどの期間を大幅に前倒しすることもそうであると言えるでしょう。
☑️ なぜ現状の外側なのか。
理由としては2つあります。「フィードバックの矢印が大きくするため」「メンタルブロックを外すため」です。
フィードバックの矢印を大きくする
フィードバックとは、人間の機能として備わった恒常性維持機能(=ホメオシタシス)の1つで生命の維持のためにコンフォートゾーンを維持しようとするために働く力です。
体温が上がると発汗や心拍数の増加が起きるのは人間にとって安全な体温を保とうとフィードバックが働いている証拠です。そしてそれらは"無意識"で行われています。別の例と出すと、現在、7時55分発の電車に乗り遅れそうな時には無意識に焦りを感じ、足取りが早くなると思います。これは7時55分の電車に乗ることがその瞬間のコンフォートゾーンとなっていて、7時55分発の電車に乗れるようにフィードバックがかかった結果、焦り、急いでいるという状態です。
そして、遠くに大きなゴールを設定することでコンフォートゾーンが未来側へ動き「今のままじゃヤバイ」という焦りのような感覚が芽生え、日常に変化を与えられることに繋がります。
前提条件を覆す
みなさんの現状のライフスタイルには無意識の前提条件が多く潜んでいます。より遠くへ、大きなゴールへ更新することで現状のライフスタイルからより良いライフスタイルへ変化させていくことにRASが働きます。
何気なく過ごしていた一般社員が3年以内に管理職に昇進するというゴールを描けば定時退社が素晴らしいという価値観から1時間残業して今日の振り返りや明日の準備をしてより良い仕事をするために時間をかけることが必要だと感じるかもしれません。できるだけ楽して1日を終えるというスタンスから「自分にやらせてください!」という能動的なスタンスに変化するかもしれません。
ゴールがあるからこそ、必要なものにRASが働き、今までのライフスタイルを見直すきっかけになります。
☑️ どのように現状の外側に設定するのか。
「規模 / 期間 / レベル感」の3つの視点を軸に考えてみてください。より多くの人々へ影響を与えることや達成する期間を前倒しすること、より大きな影響を与えることなどが主になります。
3. 固定概念を外す。
3つ目のポイントは「固定概念を外す」ということです。さっそく解説していきたいと思います。
☑️ 固定概念とは。
一般常識や既存の価値観、外的世界からの評価に囚われていることを指します。そしてこれらは無意識レベルで働いています。勤勉でなければならない、休んではいけない、頑張らなくてはならない、ミスしてはいけない等が挙げられます。
出してみると分かるのですが「〜ねば」「〜ない」といったマスト形になっていますね。そういったものを一旦全部取り外してみましょう。
☑️ なぜ固定概念を外すのか。
それは真の意味であなたが心から望むゴールにならないからです。「〜しなければ」「〜しないといけない」という言葉の裏側には「〜したくない」という本心が隠れています。自分が心から望むものではなくて、外的世界が望むものがゴールになってしまっている証拠ですね。
☑️ どのすれば固定概念を外すことができるか。
「僕 / 私はどうなりたいんだろう」
そう心に問うてください。それが心から望むものです。
ゴール、つまりあなたが心から望んでいる未来は外的世界がどうかは一切関係なく、あなた自身が望む世界で構いません。
そうした中で「向き合わなければならないもの」というのが出てきます。その先に望みがあるからこそ向き合う意義が出てきますし、原動力やモチベーションも内側から出てくるからこそ向き合うことができると思っています。
最後に
目標設定が夢を叶えるためには有効だ」という話はよく聞きますがその理由と設定する上で大切なポイントを認知科学という分野を元に解説しました。
夢を叶えるために最も大切なことは「現実を変えること=行動」です。そんなことも分かっていると思います。しかし、「中々動けない・・・」そう言う方は多いと思いますし、それが人間の機能として正しいとも言えます。
「現実を変える=行動」につながるための目標設定であるということは忘れないでいたいですね。
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人間の無意識は95%と言われており、その全てに気付くことは一人では中々難しいです。ですし、人間は忘れてしまう生き物です。第三者の客観的な視点と忘れてしまわないための仕組みとして、お気軽にご相談ください!
最後まで拝読ありがとうございます♪
今日も最高の1日にしてください!